田舎だったと思っていたら、何のことはない物凄いアドバンテージだったというマコトの話。

県庁のホールには、こう書いてあった。


山口再起動。


いったいどういう状況を示して、再起動した状態と言うのだろうか?


県民の力は、一人ひとりの力に他ならない。


そもそも、自分の生命力を高めなけれりゃ何にもならん。


自分の生命力を高めるってことは、調和するっちゅーことやと頭では分かるんやけどね。




なんなんやろかとバイクに乗ってぶらぶらと、

屋久島の矢筈神社で会った天女のような女性は、生命につながることは、

「水を汲んだり、火をみつめたりすること」だと優しく教えてくれた。

火は「カ」、水は「ミ」

火と水に感謝を捧げることは、神(カミ)につながることなのかもしれない。



モノも金も十分にある。




精神性に還ることやなと思った。




水を汲む。


地元山口の水を。


山から湧き出る一発目の水を。



 



きれいな海の魚がおいしいように




きれいな山の水はうまい。




美しい風景が好きだ。





あるもので、なんとか工夫して、その中で生まれてくる創意工夫が好きだ。






そんなに上手である必要なんてどこにもないし、むしろそんな暖かさを感じさせてくれる手作り感が好き。





作っては壊し、作っては壊し、埋立の廃棄物の山を積むのは一時の気の迷い。


その象徴が原発。処理できない放射性廃棄物



古くても丈夫で長持ちするもの、それを育む文化、大切に使う心が好きだ。


ありがたい、ありがたい。






街中で、いろんな遊び心をみせてくれる懐の広さがありがたい。


山口に生まれて、よかったなぁと思う。




そりゃ、山から最初の水の田んぼの米は美味いよ。


田舎だったと思っていたら、何のことはない物凄いアドバンテージだったというマコトの話。


価値観がひっくり還る。


山口なんて、そういうものの宝庫に見える。


モノサシを代えてみると。





女性たちはさすがだね。


阿東のおこわ。


胃袋を捉まれました。


代表の方が、「山口県の認証のシールがあるんやけど、いつも忘れて来るんよ」


いえいえ、そんなシールが貼ってあるからってことが理由で買ってるんじゃないですから。




90年だったっけ?もうすぐ90年だったけ?



よく憶えてないけど、そんくらい長く続いてるパン屋って、やっぱ信用できるし、おいしいんだよな。


高校の頃、弁当が作ってもらえないときはここのパンだった。


ときには、うれしかった。






柚子を丸ごと刻んで刻んで混ぜると、粘っこくなる。


初めて知った。


いつも新鮮な驚き。


石川県生まれの友達から教えてもらった。


柑橘三種は、九州は天草から。


ありがとうございます。




外から来た人は、内側と違った目でその土地のことを見てくれるから大切にした方がいい。


そういうホスピタリティのことを別府で知った。


旅人をねんごろにせよ。


商いの肝要。





どうやったらいいか、ああだのこうだのは結局、頭の中の話やね。






どういう思いで録音したんかなぁ?ってイマジネーションが面白い。


やり方は分からないけど、とにかくやりながら失敗しながらやってったんだろうね。




千光房の灯りも空間に温かい。








県庁のすぐ裏の湧き水、柳の水。


防長木炭はケムリが少なくて、長持ちする。


水を汲み、火を点ける。






山口は、ずっと起動してまーす。





さて、今日もお茶を淹れよう。


どんな人が来てくださるかな。


☆☆☆ 「walking around surround(ウォーキング・アラウンド・サラウンド)インスタレーション



会期:11月1日(金)―12 月1日(日) ※火曜休館
時間:13:00―18:00
会場:はりはり(山口県山口市道場門前2-3-8)
YCAM のオリジナルワークショップ「walking around surround
(ウォーキング・アラウンド・サラウンド)」をもとにした参加型サウンドインス
タレーション。