崩壊寸前廃屋再生社会実験「できるかな?」 〜買わない 捨てない もったいない〜見つけようと思って探していた方の後ろに答えがある。

崩壊寸前廃屋再生社会実験「できるかな?」

〜買わない 捨てない もったいない〜

ただいま、出費合計 1039円也

昨日、ああでもないこうでもないしながら作った照明を設置した。

庭の枯れ木の枝だから、0円だ。

ダクトレール用のスポットライトだけど、分解して普通のコンセントに挿せるプラグにした。

照射角度を変化させられるようにしっかりと枝に固定。

65wの明かりで部屋を照らしてみると、また分かった。

今まで見えていなかったところを見ることができた。

天井の木目、美しい。。。

でも、天井や壁は埃だらけ。

隙間を埋めるために貼られたガムテープは朽ちて粉を吹いてる。

剥がそう。

掃除機で吸い取りながら、落ちてくる砂埃にクシャミをしながら。

ガムテープの質によって、経年劣化の具合が違う。

面白い。



説明が難しいけど、テープの材質によって朽ち方が違うのだ。

おそらく同じ時期に補修したと思われるのだが、テープの質によって経年変化の仕方が明らかに違うのだ。

良いとか悪いの問題ではなく、正しいとか正しくないの問題でもない。

ましてや正義とか悪の問題でなんて、ちっともない。

どっちが好きかの方がしっくりくる。


僕は永く保てる方法や物の方に信頼を置く、そしてその道の方に未来も感じる。



今までの歴代の補修の跡を見る。

どんなことを想って補修をしたのか想像力を働かせる。

面白い。

それぞれが良かれと思ってやったことが何年後かにどうなっているのかがリアルに分かる。

ガムテープでの補修はその場しのぎだ。

こんなことを言うと怒られるかもしれないが、原発みたいなもんだ。

その場しのぎというのは、行き当たりばったりとは似ていて全然違う。

行き当たりばったりには笑いとセンスがあるが、その場しのぎにはダラシナサに似た悪意を感じるのだ。



効率と経年変化のバランス


壊すときのことまでも考えた上での建設


建てるメリットとデメリットのシビアな判断


デメリットの計算からの打算の丁寧な排除


反対の方の見方から見る想像力





お金を掛けないリフォームのカタチ



足し算ばかりのやり方から、引き算に。

何かしなければいけないという強迫観念からの脱出。



探すのを止めたときに見つかるものを見つけたものとする。

今の現実は、かつて自分でそう願ったことの現実化したもの。

すべては叶っている。



壁の漆喰。

上塗りもあるけど、少し削るやり方もあるのでは?と気がついた。


漆喰の白さを取り戻すために、上塗りじゃなくて、サンドペーパーで削ってみよう。

見つけようと思って探していた方の後ろに答えがある。



サッシの間を配管して設置してあったエアコンを除けたら、おそらく何年ぶりかに窓が開いた。


窓が開いたら、外には美しい景色が広がっていた。




今日の出費、0円!


崩壊寸前廃屋再生社会実験「できるかな?」

〜買わない 捨てない もったいない〜