2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧
9日 起きなくてもいいのに、6時半には起きる。空は雲っているから朝日は見えないと知りながら浜へ行き、予想通りの灰色の曇天を拝む。 宿においてある本を漁ると伊集院静のギャンブルエッセーだったりな んかして、これもまたそこはかとなくいいものである…
5日吉本ばななの『白河夜船』を読むうちに眠ってしまっていた。なんかの間違いで午前0時に目覚ましが鳴る。丁度いい、シャワーを浴びて汗を流す。 扇風機の涼しい風にあたりながら、藤沢周平を読む。 旅先ではホントに日本語が恋しくなる。 テレビもラジオ…
2日 あの手この手で売り込みを掛けてくる宿よりも、何にもしない、何に も言わない、ただ笑顔でおいしい食事を出してくれるこの宿に好感を覚 え、またここに来たいと思う。 どうせお金を使うならば、ここでと思う。あれこれしようとしないことで、そうでき…
30 日 狭い部屋に4 人家族で泊まってるから、体温だけで部屋の温度が上が る。 熱気がこもる。 朝、ドアを開けると冷たい新しい空気と、鮮やかな空の色、真っ赤な 花の色が飛び込んでくる。 路地からビーチまで散歩してると、宿のおっさんに出会う。「宿に戻…
27日バリ島の朝。ガンポピーズの安宿だが、部屋の目の前にはプールが広がっている。今朝は小雨がパラついてて、プールの水面が揺れている。パンと紅茶の朝食を済ませて散歩する。小道を気ままに歩く。観光地でリゾート地なので、それなりの身なりをした人…
7 月25 日 朝、起きてシャワーを浴びる。言うまでもなく水のシャワー。 明日に備えて、バックパックの中の荷物を整理する。 背負う荷物はこれ一つ。 今、持っているものを見つめてみる。 いろんなものを持ってる。 いらんもんをいっぱい詰め込んでるなぁ〜!…
8 月21 日 昨夜は同じ宿の日本人4 人で、平壌レストランへ行った。カンボジアと北朝鮮は何でか知らんが関係が良好らしく、プノンペンにもシェムリアップにも直営のレストランがある。 北朝鮮の冷麺とビビンバを食べる。 ここで働いているウィトレスの女の人…
7月19日 こんなにも眠れるのかというほど眠った。熟睡というレベルではない。 すげぇ、眠った。だがしかし、この宿、ホットシャワーは大嘘で水しか出ないし、ベッ ドにもトイレにも虫くんたちがたくさん。一泊4ドルも払って、これはないんじゃない?今日…
7 月16 日 夜中の2 時に眼が覚めて、洗濯物を取り込む。 この旅でたった一枚のタオルは、昨年の家族旅行で行った山陰の温泉 旅館のタオル。 生地が薄くて、ペラペラだから吸水も良いし、乾きも早い。出国時には真っ白だったけども、もう薄汚れてる。 でも、…
14日 6時半に宿の従業員に起こされる。それもそう、仕方がない。ここは宿泊室ではなく、宿のキッチンだから。台所だけど、意外によく眠れた。27時間の移動は想像以上に疲れていたんだなぁ。荷物をまとめて、ビンジュオンホテルに行くと従業員のみんなは…
7日 シンゴが部屋を訪ねてきた。 「次はどこに行くの?」 「ラオスに行こうと思ってるけど」と答える。 「一緒に行かない?」仲間からのお誘いは断れない。 漫画『沈黙の艦隊』も読み終わりそうだし…。 レセプションでバスのチケットの価格を調べ、25ドル…
宿の若きオーナーとその彼女、従業員1人とランチ。 ベトナムではバイクにノーヘル2人乗りは合法だが、3人乗りはイケ ないらしい。こういう鷹揚さは大好きだ。 従業員は遅れてくるとのことで、3人乗りになった。本物かどうか分からないホンダの50ccは…
27日 いつも7時には目覚める。 シャワーを浴びようと服を脱いだけど、あまりにも水圧が低いのでや めて、また服を着る。 宿に置いてあった誰かの『地球の歩き方 ベトナム』を読む。 せっかくなので博物館のひとつでも観ておこうかなぁと思う。 歩いて銀行…
6 月22 日メシも食わず、ずっと寝ていた。いろんな想いが浮かんでは消えてく。損したとか得したとか、旅の間、そんなことばっか考えてる。あのメシ屋ではボッタくられた?あの客引きはどんくらいバックマージンがあんの?地元の人はいくらで移動してんの?ツ…
6月19日 今日は越境。朝、4時に目覚めシャワーを浴びる。 重たいバックパックを背負って、宿を出る。 財布の中の残りの人民元で1元の包子、使い捨てライター、蚊取り線香、石鹸を買っておく。 中国イミグレはなんなく通過。サヨナラ、中国。結局、2ヵ…
15日 朝からシャワーを浴びる。当然のごとく水シャワー。 外に一人で朝飯を食いに出て、帰りにパンを買って帰る。 部屋に戻るが、アケミもユーイチも死んだように眠っている。 宇宙との一体感なんぞを感じながら、合宿2日目。 レセプションで宿代を支払お…
6月11日 雨が降るので、宿で本を読んで過ごす。 西村京太郎の十津川警部シリーズ。 宿のPCのネットの接続がうまくいかないので、いろいろと試す。 中国語のOSなので、試行錯誤しながら設定する。 アケミちゃんからメール。 麗江に来るとのこと。お!…
6 月8 日 昆明、茶花賓館、ドミトリー。8時に目覚める。 ホテルを出て散歩する。歩いて中国銀行を探す。財布の奥の方に香港ドルが残ってた。 もったいない。なんとか人民元にしなきゃ。 さんざん並んで銀行の窓口に辿りつき、精一杯の笑顔で両替を頼むが、…
フィリピン人の女の子、マルちゃんとメインストリートのマックで待 ち合わせ。 Tomさんと3人で朝食。 Tomさんはカナダに帰る日。空港行きのバスへ乗り込むのを見送る。 「またどこかで会いましょう」 「カナダにおいでよ、部屋はいつも空いてるからさ…
6 月2 日 朝イチでYHに行き、アケミちゃんと本の交換をする。 旅先で出会う人と本の交換をすると面白い。 自分では買わないであろう、読まないであろう本が手元にやってくる。 活字に飢えているから、読む。 読んでみたら、かなりよかった・・・なんてこと…
24 日 宿で目を覚ます。 マジで生きてることに感謝した。ラサからゴルムドを抜け、一気に西寧、蘭州へ。本州くらいかな。2100kmの一気で寝台バス移動。死ぬかと思った。もうヤダ。 蘭州名物、蘭州牛肉麺を食べる。生きている。 25 日 6 時半に目覚める…
5月18日 竜の棲むといわれるチベットの湖、ナムツォにいる。 小高い山に登る。風に吹かれている。人工物の何もない世界。見渡す限りの荒涼に誰もいない。歩いている自分だけの世界。いったい生きているのか死んでいるのか。ここはどこなのか?ふと気がつ…
5月13日 今朝はジョカンに行かず、部屋で手紙を書いて過ごす。 他の3人が帰ってきた後、部屋をドミトリーに移す。 書き上げた手紙を郵便局まで持ってゆく。 セラ寺で、チベット僧たちの修行の様子を見学する。 5 月14 日 朝、起きて宿の屋上で朝日を眺め…
5月7日 7時に目覚め、シャワーを浴びる。歯を磨こうと思ったら、歯ブラシがない。全くどんどん忘れっぽくなってゆく。執着してもしゃーないし、戻ってもこないのでヘアブラシも捨てた。 外へ出て、お粥と包子で1.8 元。歯ブラシ2.5 元。 日本に手紙を書く…
寧波出て、上海駅へ着く。慣れた地下鉄で外灘へ。雨宿りしていると日本人が隣へ。 シゲムラさんという。 一緒に昼ごはんを食べる。 浦江飯店に宿をとる。 雲南省で10 年間、中国拳法を学んでいるというKさんに出会う。 夜は3 人で食事をする。 5 月1 日 07:…
5 月4 日 目が覚めると11 時だった。 部屋の床には、チョージが寝てる。 隣のベッドにはMくんが寝てる。部屋は3 人分の荷物が散乱してる。 3 人でいつもの小龍包の店に行って朝食。ここの店は何を食ってもうまい。だからいつも地元の人で満席に近い。 だが…
上海、一泊分と同じ値段のビールを飲みながら、夜景を見た。美しい空虚。何故だか2元で飲んでた北京の安宿の瓶ビールが恋しくなる。 4 月28 日 朝食、4 人で餃子を食べに行く。 下町の中華料理は、アメリカ人の口に合うのか? 好きなものをオーダーしてシェ…
10年以上経った今だから、感じたり、分かったりすることもある。そのときは、同一線上にあって見えなかった物事が、10年経って離れていると、見えてくることもある。そのときは、分からなかったけど時が経つと分かることがある。北京と上海の違いなんて、旅…
この人とつきあってたら、ひでぇ目にあうんやろうなぁ〜っていう勘が働くときがある。それは当たるんだけれども、甘美なこともあるから厄介だ。そう思うと、ひでぇ目にあうのもまた吉なのだ。けれども、究極的に違うのもある。この人は違うなぁと思いながら…
明日の夜、ここを出て上海へ向かう。なんか満足。宿へ戻り、頼んでいた洗濯物を受け取る。 服務員が「今日の宿代が未払いだ」と無表情に言う。 確かに今朝、支払っている。領収をみせろと言われる。 うきゃ。捨てちゃった。ムカ〜ッ! フロントに行って確認…