プノンペン〜シェムリアップ 平壌冷麺の喜び組 キリングフィールド アンコールワット

8 月21 日

 昨夜は同じ宿の日本人4 人で、平壌レストランへ行った。

カンボジア北朝鮮は何でか知らんが関係が良好らしく、プノンペンにもシェムリアップにも直営のレストランがある。

 北朝鮮の冷麺とビビンバを食べる。

 ここで働いているウィトレスの女の人たちは、いわゆる『喜び組』で
この建物から出ることができない…なんて話を実しやかにしながら、彼
女たちが踊って歌って、楽器を演奏するのを観る。

めっちゃカワイイ女の子もおるやん。

カンボジアなのになんで?

シアヌーク殿下が金主席と懇意な為と、北朝鮮の外貨獲得の為とか。

しっかりと北に献金してしもうたわい・・・。






 宿に戻り、熟睡する。

 6 時に眼が覚め、宿の1 階の食堂に行くと、『喜び組』のみなさんが 
キャッキャ言いながらトーストを食べていた。

 軟禁状態で働いてるなんて、ウソじゃん!

平壌冷麺』で歌っているときは、堅い笑顔だったけど、朝食でみんなでわいわいやってる姿には、北も南もないし、日本の女の子と一緒だった。

そりゃそうだよな。

プッシャーを兼業とするバイクタクシーの男の後ろに乗り、キリングフィールドへ行く。

 頭蓋骨の山を眺める。

 どんな凄惨でドロドロした場かと思ってたら、全く何の威圧感もな
かった。

 これっぽっちも。

 「1,2,3、スマイル!」と子供たちが口を揃えて言う。

 写真慣れして、表情を作る子供たち。

シャッターが切られたのを察知するとすぐに表情を変えて、「1ダ
ラー」


 バイクタクシーの男の名は、マラディ。

 33 歳で娘と奥さんと暮らしてる。

 市内を周り、昼食をおごる。

フエで会った日本人とブラジル人の夫婦に再会。アドレスを交換する。

 22日

 荷物をまとめてさっさとチェックアウト。

1階のレストランでサンドイッチを食べて、シェムリアップ行きのバスに乗り込む。

 隣には生後一ヶ月もたってないくらいの赤ちゃんを抱いた母親。

 こんな揺れるバス。

カンボジアでは普通のことなんだろうけど、母子にはつらい道のりだ
なぁ。

 荷物を探してる片手、哺乳瓶を支える片手。

 哺乳瓶をちょっと持ってあげると、微笑んでくれた。

 13時にはシェムリアップに着いた。

バスで一緒だった日本人の女の子が話しかけてきた。

 
「ここは治安はどうですかね?宿はどうやって探すんですか?」

よく女の子一人でここまで来たねー。

「治安とかよく分からないよ、初めてだし。宿探しは一緒にする?」

 テキトーに歩いて、安くてキレイな宿を見つける。

 タ・ソムという名前。

彼女に部屋をシェアして安上がりにしませんかと提案するが断られる。

別に下心はありませんってのに。軽くショック。

宿の専属のバイクタクシーの兄ちゃんに連れられて、アンコールワッ
トの3日間のパスを買いに行く。

そのまま夕日を観に行く。

夕日を観ながら、ぼけーっとしてるとリュウイチくんとマコトくんに
出会う。

晩御飯を一緒に食べる約束をする。

19時、隣のチェンラホテルで彼らに会う。

大雨の中、しのぶさんという女の子にも出会い、一緒に夕飯。

また旅の仲間が集まる。

警戒感と開放感のバランス。


万華鏡、口琴を使ってみんなで遊ぶ。

TVもなんもないのに、話だけでずーっと時間が過ぎる。

日本にいると、夜はテレビを見たり、DVDを見たりで何気なく過ぎていく。

 何にもないのに、何でもあるカンボジアシェムリアップの夜。

 23日

 6時半に起きて、シャワーを浴びる。

 いよいよアンコールワット

 オークン、スーシダイ、レーハイ、ジョケイ!

 遺跡の警備の兄ちゃんにカンボジア語を教えてもらう。

 アンコールトム、バイヨンを周る。

 遺跡に響く太鼓の音があまりにも美しく4ドルで買ってしまった。

 おいおい・・・どうやって持ち運ぶのか?これから。


 アンコールワットの前でリュウイチくんとマコトくんに会う。

 24日

5時に起きて、アンコールワットの朝日を観に行く。


世界遺産アンコールワットの向こうに昇る朝日を今か、今かと待つ。

朝の煙の向こうにアンコールワット

その向こうに光。