それ、家を愛する心と国を愛する心とは、我が国において特に熱烈なるを見る。今や実にこの心を拡充し、人類愛の完成に向かい、献身的努力を効すべき秋なり

最近読んだ本から、


独りファシズム つまり生命は資本に翻弄され続けるのか?

独りファシズム つまり生命は資本に翻弄され続けるのか?

『独りファシズム

以下、引用。

この世の仕組みとは極めてシンプルです。

高学歴上位者が官吏となり、次席者は大企業社員となります。

制度は普遍的であり、社会資本を二者へ傾斜し、既得権益の禄に与かれない一般層は生涯を被搾取者として終わります。

つまり、人間社会もまた、貪婪たるプレデターを頂点とする酷薄な食物連鎖の構図にあるわけです。

無軌道な原発行政を推進し、数千万人の首都圏・東北在住者を被爆させるという殺戮的事故を引き起こした経済産業省の役人が高額給与を支給されつつ安穏に過ごす中、僅か一万数千円の日給で熾烈に被曝しながら自らの生命を削り、必死の復旧作業にあたる派遣労働者は健康保険すらも適用されず使い捨てにされて死ぬわけです。

この国の身分格差は、もはや古代王朝と奴隷の関係性に等しく、我々は過剰すぎる不条理に慣れ親しみ、精神は緩慢に退行し、社会は崩壊の途上にあります。


以上、引用終わり。



いつから、日本はこんな国になってしまったのか。



もう一冊。


超訳 霊界物語―出口王仁三郎の「世界を言向け和す」指南書

超訳 霊界物語―出口王仁三郎の「世界を言向け和す」指南書


以下、引用。



日本の歴史もまた岩戸開きかもしれない。

明治維新鎖国から岩戸を開いて開国した日本は、欧米の列強に怯えて再び大日本帝国というブ厚い岩戸の中にこもってしまった。

しかし第二次世界大戦の敗戦によって、その岩戸から出ることを決意した。

敗戦翌年の昭和21年元日に昭和天皇が発布した、『新日本建設に関する詔書』をご存知だろうか。

これは俗に「人間宣言」と呼ばれている。

天皇が現人神であることを否定して普通の人間になった、という部分ばかり注目されるが、重要なことはそればかりではない。

この詔書は、古い日本を新しい日本に立て直すための宣言書なのである。

その中に次のような一文がある。



「それ、家を愛する心と国を愛する心とは、我が国において特に熱烈なるを見る。今や実にこの心を拡充し、人類愛の完成に向かい、献身的努力を効すべき秋なり」


愛国心を拡大させて地球人類すべてを愛そう、という壮大な宣言である。

自分の国だけを愛するという偏狭な愛国心に閉ざされていた日本が、まさに岩戸を開いて外に出てきたのである。


以上、引用終わり。



しかし、岩戸を開いた日本に入ってきたのは、欧米資本であり、北朝鮮、韓国、中国に刺激されて、捻じれた愛国心を勃興させられ、防衛費名目で兵器を買わされ、日本は搾取の対象になったのではないか。


54基の原発を建てられてウランを買わされる気のいいトモダチ。

それに反対するのは左翼で、推進するのは保守で国策に従う愛国者

どこでどう捻じれてしまったのだろうか?


家を、家族を、国を守ろうという心がいつの間にか、隣国憎しに摺り返られぬように、「愛国心を拡大させて地球人類すべてを愛そう」という詔書の意を心に。




原発に反対する人は町に来ないで!』

原発を今も頑なに推進する町に震災後に立てられた看板は、果たして天皇陛下の御心に沿うものであるのか?



もう一冊。


略奪者のロジック


以下、引用。



野田佳彦冷温停止宣言を行った2011年12月16日、高線量地域の学童らによる集団疎開請求が却下されたことは報道されることもなく、この国は人権抑圧を実践し独裁本質を明示した。



以上、引用終わり。