空き部屋をホテル代わりに 大阪府と市、外国人客受け入れ

空き部屋をホテル代わりに 大阪府と市、外国人客受け入れ

2014年9月2日 11時17分

 大阪府大阪市が、外国人観光客の増加に対応するため、マンションやアパートの空き部屋を宿泊施設として利用できるようにする方針を固めたことが2日、府などへの取材で分かった。府によると、全国初の取り組みで、今月開会予定の府市両議会に関連条例案を提出する。

 特定地域で規制緩和を進める「国家戦略特区」の旅館業法の特例措置を利用する。7日間以上の滞在者を対象とし、年内にも営業を始めたい意向だ。参入に前向きな不動産事業者が複数あるという。

 昨年の大阪府内の外国人旅行者数は約260万人と前年から約3割増え、今年は300万人を超える見込み。
(共同)