子どもがインドに行くと言い出した。
子どもがインドに行くと言い出した。
かわいい子には旅をさせ。
自分で手続きもするという。
自分のことに照らしてみると、自分はあっちやこっちに行って、旅の雰囲気や技術みたいな勘を磨いて、やっとインドに。
いきなりインドですか・・・。
価値観が180度違うところに、人生のうちで早めに行っておくのはいいいと思う。
目が覚めるような風景の中に自分を置いてみたり、世界中から集まってきた旅の仲間と夜通し語り明かしたり、
いつ開くのか分からない国境や、どこに留まるのかも知らない夜行バスに不安になりながら夜を明かしたり、
天然自然の発酵のチカラを、雨宿りの小屋の中で感じてみたり、
昼下がりの散歩に目線を交わした女の子に心をときめかせたり、
町が水没したって、笑って暮らしてる人たちにはやられたよ。
いろんな価値観が混在一体化しているこの星の上。
脈々と続くこの星の上での、人々の営み。
それぞれがそれぞれで、つながっている。
そのままで満ち足りている。
日々を楽しく、笑って。
旅のような日常、日常のような旅。
旅行代理店のツアーもいいかもしれないけど、どこかコンピューターのゲームのように、誰かのプログラム、手のひらの上の孫悟空に似てる。
サファリパークのバスの中は安全でライオンやトラに襲われることはない。
けれども、それでアフリカに行ったとは言えないやろ。
日々の暮らしで精一杯、痛みはすぐに慣れるから我慢我慢と、
定年後の幸せという幻想にしがみ付いて、今を生きるのを止めるのが「現実」ならば、
そんな現実、クソ食らえだ!!
逃避して分かる現実もあるのだよ、グヒョフェフェフェ!!