社会実験 「できるかな?」
社会実験だ。
本を読んでても、文句を言ってても、何かが変わる訳じゃない。
上関原発反対って言ってデモに参加しても、北九州ではガレキを燃やされる。
上関に行けば、地元のことは地元でやるから来るなと推進の人。
自分の地元でやれと。
ほほぉ。
原発に地元はないし、地球全体のことやろが。
・・・と思いつつ。
頭と口を動かすよりも、体を使って、動いてみる。
やったろやんけ、地元のことをよぉ。
しかも、できるだけお金を使わずに。
原発マネーよか、面白いでぇー。
お金を使ってやるやり方は、安易安直で面白くないし、行政やどこかの誰かさんと同じになるので、嫌だ、空虚だもん。
温泉掘ったり、ハコモノ建てたりってベクトルが既にあるから、その道の逆を行ってみよーっ!!
「あるもので、できるだけ捨てずに買わずに、面白く、自分で」
あのとき、あの場所で感じたことを、そのまんま。
素人だからできることを、素直に。
まずは、壁から。
土壁に塗られた漆喰があちこちから落ちてくる。
このままの古さを残して、壊さず、ゴミを出さず、維持したい。
できるだけ、新しくしないで、買わないで、あるもので。
自宅のリフォームで余ったドイツの漆喰塗料の白さが好きだ。
硬度を付けるために、屋根用の漆喰と木工用の接着剤と塗料を混ぜてみた。
床の養生をして、刷毛で塗る。
ちょっと白過ぎかな?
どんなになるのか分からないから、わくわくする。
行き当たりばったりで、思ったままだけど、丁寧にやる。
素人丸出しの恍惚。
部屋の中の整理をしてたら、昔のガラスメーカーの宣伝用か何かのポスターを見つけた。
全然いやらしくない、裸。
五右衛門風呂もある。
畑もある。
ちょっと面白そうな社会実験。
使ったお金も記録してみよっかな。
屋根用漆喰と刷毛、千円ちょっと。
一日、千円で遊べるなんて、幸せちゃん。
できるかな?
ゆっくり、ゆっくり。
効率関係なし、施工期間関係なし、予算なし、計画なし。
社会実験「できるかな?」
誰かに何かを理解してもらうより、自分がやりたい目の前のことに心を尽くす方が楽。