右も左も繋がってるし、どっちから見るかで右も左も変わるしねぇ。

「戦争が終わったと実感したのは、おふくろが夜に電灯の黒い布を外したときだった。あぁ、明るくなった。戦争が終わったと思ったよ。知ってる?灯火管制って」

82歳になる近所の元全学連のS氏。

長らく棚に飾ったり、蔵にしまったりしていた洋酒を「飲もう!」との電話が掛かってきた。

それではもう一人呼ぼうってことで、ご近所のUさんに声を掛ける。

3人の男で、ああでもない、こうでもないの与太話。

Uさんは、右翼を自認。憲法9条は改正した方がいい、自主憲法をと。

僕は「平和憲法は守るべきだ」と。

まぁ、それはさておき、この酒は美味いですねぇ。

右も左も繋がってるし、どっちから見るかで右も左も変わるしねぇ。

3人に共通したのは、「やっぱり山口県には原発要らん!」ってことでした。

極左も極右も言ってることは、郷土愛、家族愛。

陰極まって、陽となる。

極右と極左は同じでした。

ご近所で、腹を割って酒を酌み交わしながら本気で話せる幸せ。

これぞ、平和だ。

山口の上空をB29が飛んでいたことが実際にあるという話を、それを実感した人から聴かせて頂いた。

体感実感した人の話は、聞き入ってしまう。

右からも左からも、戦争反対、平和賛成。