大分の鯵、カマスの干物、絶品。 さいき 海の市場まるから。

新しく出来たどこかの町の道の駅の魚は、大分の漁協から買っているという噂を聞いた。

噂だから本当かどうかは分からないが、海はつながっているし、同じことだ。

関鯵とか関鯖とかも、大分で獲れればそういうブランドになるらしい。

祝島の漁師さんの船に乗せてもらって鯵の大漁を経験させてもらった。

あれは大分で獲れれば、みんな「関鯵」なのだろう。

大分県佐伯市から干物が届いた。

時間と根気を使って、トロ火でゆっくりゆっくりと焼くのが妙らしい。

海の魚なので、身から。

ゆっくりゆっくり。

だんだんと色が変わって、半透明から白になる。

時々、汁が鉄板に落ちて、音がする。

ジュッという音の後に、白い湯気と海の香りが来る。

あぁ、これは美味そうだ。

身と皮の焼き具合の比率は、8対2だそうだ。

それこそトロ火で30分掛けてゆっくりと。

ガスコンロの前に椅子を持ってきて、腰を据えて、缶ビール一本と。

皮の方を焼き始めると、それまで下だった身の渇きから、ふつふつと油が湧き始めるのが見える。

それがじわじわと、骨の間から全体に広がっていくのが見える。

わぁ、こんなにもこんなにも。

8対2の割合の焼き具合を目指して、あと2割。

ん〜、これに合う酒はやっぱり日本酒だろう。

大分から来た魚に大分の麦焼酎もいいが、ここは地元山口の酒だろう。

火を弱めて、嫁さんに託し、酒屋へダッシュ!!

ありました「山頭火」純米吟醸

ひゃ〜っ!!

鯵の干物、頂きます!

と、そんなときに玄関ベルが鳴る。

え〜〜〜〜。。。。

町内会のちょっとしたお仕事。

あぁ、ああしようこうしようと思ったことの外に人生の面白さがあるんだよなぁと自分を納得させつつ、一口だけ食べて、出動。

んー、んまい!!

帰ってくると、鯵の次に、カマスが焼かれていた。

ほうれん草のおひたしと、大根おろしと。

地酒「山頭火」と、上関の竈ヶ関焼の猪口、天草の徳利。

身離れの良い、焼き具合の良いカマスの干物、絶品でした!!


今日もこの上ない幸せを頂きました。

ありがとうございます。

豊後の干物と周防のお酒が身体中を駆け巡る。

海の幸、山の幸。

生かして頂いて、ありがとうございます。


鯵、カマス、竈の猪口の山頭火




さいき 海の市場まる

〒876-0801
大分県佐伯市葛港3-21
0120-167-077

100種類を超える干物があるらしい。

http://www.saiki-uminoichiba-maru.com/

インターネットでの取り寄せも可能とのこと。