この道も、かつては細い道だったのだろう。”Rainbow Bird ” ライブのお知らせ






この道も、かつては細い道だったのだろう。



もしかしたら、なかったのかもしれない。


人がこんなに増える前には、いったいどんな風景だったのだろうか?


アスファルトがなくて、コンクリートがなくて、草が生えてたのだろうか?


一の坂川に向かうこの道は、子どもたちが遊び、夕日を映していたのだろうか?


この道がこうなってからしか知らないけど、この道の昔のことは知っている。




『バカ盛』ってふざけた名前の飲み屋があって、その横には日活ロマンスポルノの映画ポスターが貼ってあった。



飲み屋の喧騒とケバケバしいポルノ映画ポスターは、小学生の目には、見てはいけないもののような、憧れのような・・・。



横目でチラリと見ながら通り過ぎては、家に帰って思い出したりしてた。



『団地妻 昼下りの情事』


とか。



『女教師』


とか。



小学生には意味が分からんが、絵はエロかった。



今じゃありえんな、通学路に全裸ポスター。







近所の飲み屋では、大騒ぎしている大人たち。



どんな人たちがいるのかなぁと覗いてみれば、昼間は偉そうなことを言っている学校の先生たちだったりする。


あちこちで立ちションベンするし、嘔吐のあとだらけやし。


こんな大人にはなりたくないなぁと思っていた数年後には、同じようにその店で大騒ぎをしていたりする。



それは結局、こんな大人になりたかっただけなのだろうと思いつつも、こんなはずではなかったのになぁと溜息をつくこともあり。



地元で大騒ぎをさせてもらえていた時代を懐かしむなんて。







世の中、まだまだ鷹揚な時代があった頃のことだ。





どうでもいいようなことに、いちいち目くじらを立てるってぇのは、暇人のすることなのかもね。




ヘイトスピーチってのがあるらしいけど、いまどき人種差別をカッコイイって思ってる人がいるのは不思議。




この道をゆけば、どうなるものか?



方向を変えない限り、行き着く先も変わらない。





「未来には2つある。それは、希望の未来と、宿命の未来である。




そして人間の理性は、この2つを区別することをいまだ学んでいない。」




                  J・D・バナール






この道は続く。





細い道が広くなったのは、人間の意志だ。イマジネーションだ。






馬鹿な大人たちのお祭りは続いてるぜぃ。








”Rainbow Bird ” ライブのお知らせ



10月21日 (月)

20時から

防府市天神1−7−31

Bar LAUGHABLE

0835−22−1023


ゲスト:龍太郎


投げ銭にて


レインボーバード :

日本有数のサイケデリックアートの画家である薬師丸郁夫さんと奥さんのたか子さんの音楽ユニット。
各地で個展とライブを開きながら全国ツアー中。
閉塞感が漂うこの時代に向けたメッセージを放ち、地球の平和を願う夫婦のギター2台と声で天国から発信中。