上関が舞台の『愛の讃歌』 山口情報芸術センター YCAM にて 上映されます。映画鑑賞推進!
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: DVD
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山口情報芸術センターにて上映されます。
上関の風景も、映画のストーリーも正直、そっちのけで倍賞千恵子の若い頃、かわいいなぁ・・・。
上映スケジュール
12月13日(金)13:30〜
12月15日(日)15:30〜
東京国立近代美術館フィルムセンターが所蔵する貴重なフィルムを元にプログラムを編成し、全国各地で上映を行う。
主催:公益財団法人山口市文化振興財団/文化庁/東京国立近代美術館フィルムセンター
『愛の讃歌』
瀬戸内海の島を舞台に、ブラジルを目指す若者と島に残る娘の恋の行方を中心に、周囲の人々の人情溢れる世界が描き出された温かなドラマ。
1967年/94分/35mm/松竹
以下、アマゾンのレビューから抜粋。
☆☆☆「タイトルが暗示するような純愛映画ではないのだ」
1967年作品、カラー・ワイド・スクリーン、撮影は山口県柳井や上関付近、当時の瀬戸内のきれいな景色が見所のひとつ、原作はなにか外国の作品で、山田自身が脚本化しているが脚本クレジットには小さく森崎東ともある、おそらく山田作品としては言葉数の多い下ネタ部分を担当したと思われる、山田のその後の嗜好から判断するに芸達者な出演者たちを上手に利用したコメディ映画の体裁のための下ネタであり会社側の意向が強く反映している印象を強く感じる、
映画全体の印象は山田が新人監督時代からすでに職人肌のうまさを見せていたことがよくわかる青春メロドラマ、個人的には愛くるしい倍賞千恵子がたくさん見られただけで満足できたが、作品自体の面白さはやはり星三つ程度が相応しいとおもう、
2年後に始まる「男はつらいよ」シリーズで繰り返し使用される細かい材料が本作内ですでにたくさん実施されているのはとても興味深いので「男はつらいよ」ファンは一度は見ていいと思う、 スタッフもすでに後の山田組がそろっています、
もちろん伴淳三郎と有島一郎が名人であることが(いまさら指摘するのも失礼な話だが)確認できる、
松竹は最近になって70年代以降の埋もれた映画をシリーズとして発売開始したが、「おれはこの映画を劇場でみたんだぜ」的な団塊の世代付近特有のおれが!おれが!おれが!と片意地張った雰囲気の作品ばかりであり(二昔前、森高千里のストーンズ・ファンを自慢するおじさんを揶揄した歌を思い出させる)、現在の主なDVD購入層とすればもっともなターゲットであるが、本作以前の団塊の世代は劇場に通っていなかった時代のプログラム・ピクチャーの佳作もきちんと発売してほしいものだとおもう、 その点ではやはり本作程度が何度もDVD発売されている山田は松竹の扱いがいいこともわかる。
原発建設は一気呵成に経済を振興させる上関の命綱なのだろう。
『愛の讃歌』は、1960年代の上関の様子を伺わせる貴重な映画だ。
長島にまだ橋が架かっていないとき、上関はどんな感じだったのだろうか?
以前に上関町を歩いたときに、この映画の撮影セットの設営に携わった人にお話を伺った。
遠くを見つめるように、当時の様子を話してくださった。
原発の話ではなくて、社会文化の話はいいなぁと思った。
主演の中山仁がバイクで走ってコケてたとか(笑)
ゆっくり、ゆっくりと。
こんな貴重な映画を上映してくださる、山口情報芸術センター YCAMさん、ありがとうございます。
こんな映画の上映、こんな税金の使われ方の推進には賛成です。